保育士、賃金待遇改善に政府の介入を要求

慢性的な問題の資格に比して低い賃金

 保育所でフルタイムで働く保育士、レベッカ・マクドナルドさん(25)の場合、年収は$49,000。妹との共同生活で家賃を引き下げているが、それでも毎月ほとんど残らないという。

 現在、サーティフィケートIIIの保育所勤務の場合、裁定時給は$21.29、国内労働者の平均時給$42,84の半分にもならない。

 保育士が賃金待遇改善を求めて政府の介入を要求している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 サーティフィケートIIIは保育士として働くための最低限の資格で、同じサーティフィケートIIIの板金工事士の場合、平均時給は$39.47、全国最低賃金は時間$18.29で、保育士の賃金は無資格の最低賃金に近い水準として知られている。

 マクドナルドさんは、「保育料金が非常に高いため、一般の人は保育士の賃金がそれほど低いことをおそらく知らないと思う。何の資格がなくてももらえる最低賃金とほとんど変わらない。そのことに不満を感じているし、正直言って腹が立つ。この仕事が好きで選んだのだけれど、この仕事の重要さを政府が認識していないことにはがっかりするほどだ」と語っている。

 3月27日、全国で大勢の保育士が、連邦政府に対して30%の賃上げのために政府補助を出すよう要求して、職場放棄を計画している。

 保育士の労組、ユナイテッド・ボイスは、賃上げを要求してFair Work Commissionに提訴し、5年間にわたって戦った結果敗北した。27日の職場放棄はそれ以降初の実力行使となる。

 同労組のヘレン・ギボンズ全国副書記長は、「保守連合連邦政権が平等賃金を求める保育士の要求を真剣に受け止めることを拒んでおり、全国の保育士がますます不満と怒りを感じている。現実に、保育士のほとんどが女性だということがこの職業の低賃金の一因になっている。女性の仕事と見なされ、低賃金でもいい、好きでこの仕事に就いているのだから低賃金でも働く、そういう従来の考え方が変わらなければならない」と語っている。

 連邦政府のサイモン・バーミンガム教育訓練相は、「すべての保育所が職員に敬意を示し、できる限りの賃金を払うよう期待している。現実に裁定賃金以上の賃金を支払っているところも多い。政府の役目は、センターを運営することではなく、勤労世帯が子供を預けやすくなるよう支援することだ」と答えている。

 また、モナシュ・コールフィールド・チャイルド・ケア・センターのルクミニ・ボーズ・ラーマン・ディレクターは、「職員の賃金を上げれば保育料金を引き上げなければならなくなる」と語り、「現実に保育士の低賃金は保育士が就職しても短期間のうちにほかの職種に転職していく現象になっている」と語っている。
■ソース
Childcare workers demand Government intervenes to improve wages

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