テルストラ、システム・エラーでユーザーに法外な料金

契約していないゲーム料金請求で処罰待ちの現在

 テルストラのユーザー10万人以上が契約していないコンテントの料金を請求された可能性があり、テルストラもシステム・エラーがあったことを認めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2015年から2016年にかけて、何千人ものテルストラのユーザーが本人の知らない間にリングトーンやゲームなどのコンテントの購読契約をしていたり、料金を請求されたりしている。本人が全く知らない契約であり、支払い方法や本人身元確認などの手続きがまったく行われていなかった。

 テルストラ社のサービスの一つにPremium Direct Billing (PDB)という制度があり、ユーザーがサード・パーティからデジタル・コンテントを購入し、その料金をテルストラの請求書に加算するという制度だが、テルストラ社がユーザーに対してその制度を正しく説明せず、誤解を招かせていたことを認めた。

 テルストラ社は、虚偽の、または消費者を誤解させるような説明をしたとして、最高1000万ドルの罰金を科せられる可能性もあり、オーストラリア競争消費者委員会のロッド・シムズ委員長は、「ユーザーはアプレットを見て、契約にはクレジット・カードを入力しなければならないはずだから、それまでは契約したことにならないだろうなと考えるのが順当だ。ところが、テルストラ社はアプレット開発業者と取引しており、ユーザーに契約したつもりがなくてもテルストラの請求書に加算されてしまっているというわけだ。かなりの数のユーザーがそのことを知らなかったと考えられる」と語っている。

 ACCCは、「テルストラ社は2015年初めにはユーザーが自分の知らない間に、または同意なしでコンテントの料金を請求されていることに気づいていた。ユーザーがテルストラ社に連絡して苦情を述べると、テルストラ社はユーザーをコンテント開発のサード・パーティに行くように指示したが、サード・パーティの業者から返金を受けることや契約を解除することが難しいことをテルストラ社は承知していた。テルストラ社の行為でユーザーは不満を抱えたまま仕方なく請求額を支払わされている」と厳しく批判している。

 テルストラ社は、2018年3月初めにこのサービスを全面的に打ち切っており、同社のビッキ・ブラディ役員は声明で同社の行為に問題があったことを認め、謝罪している。また、不当に請求されたユーザーに対して返金することにも承諾しており、総額は少なく見積もっても500万ドルに達する。

 ACCCはオプタス、ボーダフォンについても調査を進めている。
■ソース
Thousands of Telstra customers charged for ringtones and games they didn’t want

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る