連邦中銀所有の貨幣印刷工場職員労働争議

オーストラリアの歴史始まって以来のできごと

 オーストラリアのプラスチック貨幣を印刷する技術を持った印刷工場の職員が大幅賃上げを要求し、ストライキに入った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この工場は中銀が100%所有する企業でNote Printing Australia (NPA)と呼ばれており、世界の多数の国のプラスチック貨幣などを印刷している。

 中銀は職員に対して2%の賃上げ率を提示しているが、職員は3.5%賃上げを要求している。

 同社職員の加盟するオーストラリア製造労働組合の印刷部門のトニー・ピッコロ地域書記長は、「国内経済全般にわたって賃上げすることが経済にとって重要なことであれば、中銀が率先してそのお手本を示す時ではないか」と発言している。

 国内の労働者の賃金上昇率は低迷を続けており、最近にもフィリップ・ロウ中銀総裁が、「労働者あもっと賃上げを要求すべきだ」と語った。

 また、「平均インフレ率の2.5%を達成するためには、平均賃金上昇率が年間3.5%ほどなければならない」と語っている。

 過去に賃上げ率が3.5%に達したのは2012年の第3四半期が最後だった。

 ピッコロ書記長は、「印刷局の業務が労働争議でストップしたのは107年ぶりだ」と語っている。
■ソース
Australia’s banknote printers go on strike

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