信号系統改善でシドニー鉄道を毎時8本増便

NSW州政府が9億ドル弱の投資案発表

 6月10日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、今後4年間に8億8,000万ドルの予算を投じ、ピーク・アワーには毎時8本の列車増便を可能にすると発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 このシドニー首都圏州営鉄道投資計画は、現在の旧式化した鉄道信号系統を最新の信号技術に更新し、列車運行間隔を狭めることができるようにするというもので、来週の予算案に盛り込まれることになっている。

 計画が始まれば、シドニー市南部と空港経由の路線が真っ先に改善されることになり、イラワラ線でクロヌラ駅から都心部にはピーク・アワーに毎時5本の増便が可能で、国際線、国内線、マスコット、グリーン・スクエア駅には毎時8本の増便が可能とされている。

 信号系統と列車制御系統のデジタル化というこの鉄道改善事業は段階的に進められ、稼働が始まるのは2020年代初頭になる。

 ベレジクリアン州首相はこの計画を「巨大な投資」と呼び、「政府は、市民が自由に移動し、時間通りに出勤でき、移動時間を短縮できるということがどれほど大切かをよく承知している」と語っている。

 シドニー鉄道のハワード・コリンズ局長は、「すでにこの信号技術を採用している国は多く、シドニーでも将来の旅客数の大幅な増大に対応するために役立つことは確かだ。技術の有効性はすでに実証されているが鉄道網に敷設するためにはかなりの時間がかかる。それでも、鉄道の営業コストが下がり、信頼性が高まり、しかももっとも大切な輸送能力の向上が得られる」と語っている。
■ソース
Eight extra trains an hour for some Sydney stations

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