格350億ドルの次世代対潜フリゲート発表延期

WA州の造船会社のプロジェクト参加問題検討

 350億ドルの予算をかけたオーストラリア海軍の次世代対潜フリゲート艦隊建造計画SEA5000プロジェクトは長らく遅れていたが、建造にWA州の造船会社を参加させるかどうかで閣議で議論が続いており、発表が延期されることになった。次世代フリゲート艦隊は2020年代後半から現在のアンザック級フリゲート艦隊の後継として就役する。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 SEA5000プロジェクトでは、海外の防衛企業3社が候補に挙がっており、イギリスのBAEシステムズ社が最有力候補と目されている。もしBAE社が指名を受ければ、Brexit以後初の自由貿易協定に基づく契約となり、オーストラリアはイギリス陸軍向けにブッシュマスター防護機動車。

 国防消息筋は、「次世代フリゲート艦隊計画は先週発表する予定だったが、WA州のAustal造船所を建造計画に参加させるようプッシュする動きが出たため、受注企業指名が遅れている」と語っている。

 Austal社は、豪海軍の30億ドルの新型哨戒艦(OPV)建造プロジェクトをめぐって、建造計画を受注したドイツの造船会社リュルセン社との交渉が失敗に終わり、建造プロジェクトに参加できなかった。

 そのため、WA州選出の連邦閣僚の間ではAustal社を次世代フリゲート艦9隻の建造に参加させたいという動きが活発化している。ただし、船の建造はSA州アデレードの国防関係造船所で行われる。

 SA州選出のクリストファー・パイン国防相は、Austal社がフリゲート艦建造に参加するかは明言しなかったが、発表までに2,3週間はかかることをほのめかし、「受注企業がオーストラリアの造船会社と下請け契約をするなら政府としても認める用意がある」と述べている。

 また、ジュリー・ビショップ外相は、「入札の内容についてコメントすることは不適切だが、WA州の造船企業を支援することは当然だし、国内のどこでも造船業で雇用が増えることを望んでいる」と語っている。
■ソース
$35 billion warship announcement delayed as Cabinet grapples with final project details

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