ソフト・ドリンク業界、砂糖の20%減量を約束

「現実の問題から目をそらす行為」と医師会

 6月25日、ソフト・ドリンク業界は、連邦政府の後押しで砂糖の量を減らす計画を発表したが、国内の医師は、現実の改革から眼を逸らせる行為と批判している。

 全豪飲料水業者連合会は、グレッグ・ハント連邦保健相とともに、2025年までに砂糖使用量を20%減らす、と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この目標は平均値であり、特定のソフト・ドリンクが砂糖含有量を減らすかどうかは分からない。

 これに対して豪医師会(AMA)は、「この発表は砂糖税問題から目を逸らせることが目的」と批判しているが、業界は、「これは砂糖税とは何の関わりもない」と反論している。

 しかし、企業の製品全体の平均値であるため、人工甘味料入りのロー・カロリー・ソフト・ドリンクやボトルド・ウォーター製品の生産量を増やすだけで全体の砂糖量を減らすことができる。また、6月25日発表の目標には個別ソフト・ドリンク商品の砂糖量を減らすことは要求されていない。

 現在、世界中で28か国が砂糖甘味飲料水に対して砂糖税を課しており、豪医師会(AMA)は、政府に向けて、砂糖甘味飲料水に砂糖税を課すことで消費量を減らすよう要求してきたが、今回も実現していない。

 AMAのトニー・バートン会長は、「私達はソフト・ドリンクで砂糖を摂り過ぎているし、全体でもソフト・ドリンクを飲み過ぎている。砂糖税が消費量を抑える働きをするはずだ」と語っている。

 しかし、グレッグ・ハント保健相は、「業界は自己規制している。わが国は、業界の参加と政府のサポートで肥満問題に取り組むことができる。政府は砂糖税を支持しない。物価を上げることは好ましくない。生計費を下げることが必要だ」と反論している。
■ソース
Soft drink industry pledges to cut sugar overall, but doctors say it’s a diversion from the real issue

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