中国のファーウェイ、ZTE、豪の5G開発から排除

中国政府との関係で豪情報機関がリスク勧告

 1週間以上前の情報になるが、スコット・モリソン現首相が蔵相、ミッチ・ファイフィールド議員は現在と同じ通信相だった8月23日、オーストラリアの5Gテクノロジー供給に関して、中国通信企業のファーウェイ、ZTE両社を排除する旨の発表を行った。5G開発に参加する企業に対してセキュリティ・ガイダンスの新規則を発表し、続いて中国政府と関係の深い企業を国家安全保障上リスクが大きいとして両社を排除する発表を行ったものだが、両社の社名や中国政権などについては言明しなかった。ファーウェイ社からの問い合わせや批判も続いている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 これに対して、ファーウェイ社は、「当社とZTE社がオーストラリア国内での5Gテクノロジー供給を禁止されたとの情報を受け取った。これは消費者にとっても非常に残念なことだ。ファーウェイ社は5Gで世界をリードしており、15年近く、安全なワイヤレス・テクノロジーを提供してきた」と述べている。

 オーストラリア政府は以前にも、情報機関の勧告に従い、全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)の設備入札にファーウェイ社の参入を禁止したことがあり、ファーウェイ・オーストラリア社はオーストラリア政府やNBNへの批判を繰り返している。また、今回の措置でオーストラリア政府と中国政府の緊張関係がさらに悪化することは避けられない。

 2017年、中国政府は「国家情報法」を成立させており、中国のすべての団体と国民が中国国家の情報収集に協力することを義務づけており、連邦では保守連合、労働党とも中国企業の動きに警戒心を高めている。

 これに対して、ファーウェイ・オーストラリア社のジョン・ロード会長は、「当社は中国国法に従う義務はないという法律専門家の助言を得ている」と反論している。また、中国企業の参入が禁止されれば、フィンランドとスエーデンのノキア、エリクソンが5Gテクノロジー開発を手がけることになり、コストが上がること、また要求条件を満たす能力があるかどうかが懸念される。

 また、国内通信事業者も中国企業2社の参入が禁止されることで全体のコストが上がることを懸念している。
■ソース
China’s Huawei, ZTE banned from 5G network

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