NSW州政府のwagyuビーフ企業投資が争点に

投資勧めたファンドが投資先ビーフ企業の株買収

 2018年初め、NSW州政府は、GO NSW Equity Fundの資金330万ドルを、民間株式投資企業、Roc Partnersの勧めに従って、wagyuビーフのStone Axe Pastoral社に投資した。

 州議会野党労働党は、330万ドルもの税金をこの投資に充てたことは一般州民の納得することではないと批判している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 しかし、州議会予算委員会の審理で、この投資より10か月前にRoc Partners社がこのwagyuビーフ企業の株式過半数を買収していたことが明らかにされた。

 州議会上院のジョン・グレアム労働党議員がジョン・バリラロ州副首相を問い詰め、「Roc Partnersが、政府のファンドに対して、自社で過半数を買収した企業に投資を勧めたことを問題と思わないか?」と質問した。

 これに対して、バリラロ副首相は、「投資の決定は公明正大だ。政府とは距離を取る専門家が決定したことであり、いくつもの手順を踏んで進めており、適切だったと思う」と答えた。

 グレアム議員は、「では、この投資でRoc Partnersが利益を得ることはないと言明できるか? 同社は利益を得たのではないか?」と質問し、これに対して、副首相は、「投資案が検討されていた時、Roc Partnersは、Jobs for NSW Boardに対して、Stone Axe Pastoralの株式を持っていることを明らかにした」と語った。

 これに対して、グレアム議員は、「すべてが透明性の高いプロセスで行われたわけではない。なぜ州民には知らされなかったのか」と追及している。

 政府はwagyuビーフ企業に次いで、赤字を出し続けているカキ養殖企業、Australian Oyster Coastにも330万ドルを投資し、同社と競合するカキ養殖企業の怒りを買ったことがある。Australian Oyster Coastのデビッド・トレベック会長は政権与党の自由党と深いつながりがある。
■ソース
NSW Government grilled over wagyu beef company investment

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