オパール「不正乗車」防止料金上乗せ案棚上げ

新カードに$10料金計画をNSW州政府拒否

 新オパール・カードで不正乗車防止策として$10の料金を徴収する計画案が出されていたが、NSW州政府はこの案を拒否した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 マイナス残高のオパール・カードで年間120万ドルが州財政から補填されている。また、オパール・カードはすでに800万枚が発行されているが、実際に使われているのは250万枚程度で残りは紛失したか死蔵されているかと考えられる。また、乗車賃以外に$14の追加料金が必要なシドニー空港の2駅は特に不正乗車が多いという。

 ABC放送とフェアファクス・メディアの入手したシドニー鉄道の経営戦略資料には2020年から$10の料金が勧告されている。

 この$10の料金を付加することで、乗客がオパール・カードの代わりにクレジット・カードを用いるコンタクトレス「Tap-N-Go」への移行を促すことになると考えられていた。

 しかし、アンドリュー・コンスタンス運輸相は、「漏洩された資料は単に案であり、新オパール・カードで$10料金を導入する計画はない。利用客への便を図り、コンタクトレス支払いも可能になるが原則として今後もオパール・システムを続ける」と語っている。

 この$10の料金は年間に発行される何十万枚という数のオパール・カードの経費を補填し、同時に不正乗車を防ぐために運輸省職員が考え出した勧告案で、残高がマイナスになっているカードをスワイプすると無料乗車ができるというITの抜け道を利用しており、使ったオパール・カードは捨ててしまい、再び新しいカードを購入するという不正乗車の手口を防ぐことを目的としている。購入する度に$10の料金が上乗せされるためである。

 また、オパール・カード、単一回利用カードの代わりにクレジット・カードが使えるようにすることは、オパール・カード発行経費を節約すると同時にシドニー地域外から来た旅行者などにも便利であり、不正乗車を減らすことができるが、「2019年から鉄道で実施できるが、バスへの搭載はまだ先になる」としており、今後もオパール・カードが基本としている。
■ソース
$10 ‘fare-dodger’ fee for new Opal cards shelved by NSW minister

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