空軍、F-35ライトニング統合打撃戦闘機飛行停止

米海兵隊の同型機のエンジン不調墜落事故受け

 米海兵隊のF-35ライトニング統合打撃戦闘機がエンジン不調で墜落した事故を受け、オーストラリア空軍はすでに納入されている9機のF-35の飛行を停止した。エンジン不調原因が突き止められ、修理が行われるまで飛行停止措置が続く。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 F-35ライトニングは次期戦闘機として、アメリカ同盟国各国が購入を予定しているが、開発が遅れに遅れ、予算も膨張するなどしており、オーストラリアも52機の購入計画のうち9機が納入されているだけ。

 イスラエル、イギリスもすでに同様の措置を執っている。

 オーストラリア空軍の場合、アメリカのロッキード・マーチン社から9機の納入を受けたとはいえ、実機はアリゾナ州の訓練基地にあり、豪軍パイロットの訓練が続けられている段階。

 米海兵隊所有のF-35墜落は9月28日にサウス・カロライナ州で起きており、パイロットは無事に射出装置で避難したが、機体はボーフォート付近の沼沢地から引き揚げなければならなかった。

 豪国防省は、「F-35全機について、納入されたエンジン全数の安全点検を行うよう指示した。全機がアメリカにあり、安全点検が済み次第飛行を再開する。他の国のF-35は安全点検が完了し、飛行を再開したところもある」と発表している。

 また、国防省高官筋は、「安全点検は一両日で終わるはず。完了し次第飛行を再開する」と語っている。

 米海兵隊の墜落機点検初期報告では燃料パイプに欠陥があり、エンジンに送られる燃料が途絶えたためにエンジンが停止し、機体が墜落したものと発表している。

 また、墜落した機体の型式は2015年頃にロッキード・マーチン社の生産ラインから送り出されてきたもので、燃料パイプの不良が原因だった場合には、これまでに完成して納入された350機のF-35ライトニングII型のプラット&ホイットニー・エンジンについてはまったく影響がないとされている。
■ソース
Australia grounds Joint Strike Fighter fleet after US Marine Corps F-35 in catastrophic engine failure and crash

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