連邦「ブラック・スポット解消」計画が解消できず

ジョイスが親友の敷地に誘致の携帯電話基地局

 ニューイングランド選挙区選出のバーナビー・ジョイス議員が地元地区の携帯電話ブラックスポット解消のために努力した結果、テルストラ社の基地局が設置されたが、ブラックスポット解消に有効な高地ではなく、低地に建てられたためブラックスポットが依然続いている。

 ただし、基地局が建てられたのはジョイス議員の長年の親友で鉱山富豪のジーナ・ラインハート氏の所有会社が購入した土地で、その会社には毎年地代が支払われることになる。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が、ノーザン・デーリー・リーダー紙の記事を紹介している。

 「携帯電話ブラックスポット解消計画」は2015年に連邦政府が設立した制度で、アーマデールの西方、キングスタウン地区に2週間前に稼働を開始した基地局も当初は警察や緊急救援活動の送信塔とあわせ、地区内の最高標高地点に建てられるはずだった。

 しかし、連邦政府の予算で基地局が建てられたのは、サンダウン・バレー・パストラル・カンパニーの所有する低地で、ラインハート氏のハンコック・プロスペティングがつい昨年2018年8月に買収した土地だった。

 住民の一人、ジェフ・コンドレン氏は、「基地局が稼働を初めて2週間になるが、この立地に対して地区住民の懸念していたことが的中した。この基地局は半径700mほどの低地にしか電波が届かない」と証言している。

 ジョイス議員の広報担当者は、「基地局の立地はテルストラ社が選んだ。地代の契約は地主と携帯電話通信事業者の間の契約であり、連邦政府は立地選定にはまったくタッチしていない」と発表している。

 しかし、テルストラ社の技術チームは基地局建設の前にいくつかの候補地を技術的な面から調査しているが、同社の広報担当者は、「最終的な立地決定は連邦政府が行った。連邦政府の携帯電話ブラックスポット・プログラムについては最終的な決定権は連邦政府が握っている」と発表している。

 また、契約地代については「事業機密」として明らかにはされていない。
■ソース
Gina Rinehart, Barnaby Joyce and the ‘epic fail’ phone tower

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