シドニー・ライト・レール建設費、遂に30億ドル超える

NSW州政府、訴訟を全て賠償金支払いで終える

 シドニー・ライト・レール建設を巡っては、NSW州政府が建設を引き受けた企業から訴えられ、さらには長引く工期のために客が激減し、損害を受けたとする沿線小売業者や事務所などから集団訴訟を受けるなどのトラブルが続いていた。

 NSW州政府は訴訟について賠償金を支払うことで和解にこぎ着けたが、建設費総額がついに30億ドルを突破した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 鉄道建設企業、Acciona社の訴訟ではグラディス・ベレジクリアン保守連合州政府が同社に5億7,600万ドルの賠償金を支払うことに同意した。

 この和解により、ライト・レール第一工期分は2019年12月に、第二工期分は2020年3月に竣工する予定になった。また、建設費総額も2012年にベレジクリアン運輸相(当時)が計画を発表した際の見積額の2倍近くまで膨れあがっている。

 5億7,600万ドルの賠償金のうち、1億2,900万ドルは工事完了期日が満たされるまで保留されることになっており、市内から東部のランドウィック地区までの第一工期と南東部のキングスフォード地区までの第二工期に分かれている。ただし、この建設工事は2019年3月の州議会選挙までに完了する予定だった。

 12kmのライト・レール・プロジェクトは、既存のセントラル駅からダリッジヒル駅までの線に加えて、サーキュラキーからランドウィック地区までの路線の建設だったが、工事沿線のビジネスや市民の通行の混乱が続いており、2018年には調査委員会も設立されている。
■ソース
Sydney light rail bill passes $3 billion as NSW Government settles legal dispute

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