スーパーマーケット・チェーン、牛乳生産農家と直取引

7月1日よりNSW、VIC両州で中間加工業者排除

 6月5日、スーパーマーケット・チェーンのコールズは、NSW、VIC両州でこれまでの牛乳中間加工業者を排除し、7月1日より、生産農家と直取引すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 コールズ・ホームブランド牛乳のコストはこれまでと変わらないと発表しており、一方、「競争力のある生産者価格」としているが、店頭価格は発表していない。

 これまでコールズは、中間加工業者との契約でNSW、QLD両州ではノーコ社、VIC州とNSW州南部ではサプト社と契約していた。

 生産者との直接契約モデルとして、生産者は1年、2年、3年の契約期間から選択できるようになる。スーパーマーケット部門のライバル、ウールワースはすでに生産農家に直接価格を提示できる体制を整えており、コールズもこれにならったことになる。

 コールズのグレッグ・デービスCOOの声明で、「牛乳生産農家にとって公正で競争力のある価格を提示できることと、契約期間を選ぶことができるようになり、将来的な収入が安定することがある。このモデルが期待通りに機能すれば、他の州の牛乳生産者にもこのシステムを提供し、さらには牛乳以外の乳酪製品にも広げていきたい」と述べている。

 また、コールズは、Coles Sustainable Dairy Development Groupの研究費として190万ドルを追加計上すると発表している。

 ホームブランド牛乳の価格は、これまで通り2リットル瓶が$2.20、3リットル瓶が$3.30で据え置かれる。

 生産者団体Dairy Connectのグレアム・フォーブズ会長は、「コールズは、Tescoなどイギリスのスーパーマーケットで採用しているモデルを採用しようとしているようだ。今後契約と価格付けがどのようになるのか不明だが、農家にとっては長期的な安定が見込めるようになると期待をかけている」と述べている。
■ソース
Coles to cut out milk processors, and deal directly with dairy farmers

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