VIC州の自治体、リサイクルごみをごみ埋め立て地に

各地でリサイクルごみ処理施設が満杯状態に

 中国その他のアジア諸国がリサイクルごみ輸入の禁止措置を取り始めて以来、オーストラリアなど先進国では国内リサイクル処理施設の処理能力が追いつかず、リサイクルごみが山積み状態になっていた。

 8月6日付ABC放送(電子版)は、遂にVIC州の複数の自治体カウンシルが何千トンものリサイクルごみをごみ埋め立て地に送り始めたことを伝えている。

 現在、VIC州では毎週4,600トンのリサイクルごみが埋め立て地に送られていると推定されており、カウンシルでは、「VIC州のリサイクリングの風土が脅かされている」と警告している。

 VIC州では31自治体がリサイクルごみの処理をSKMリサイクリング社に外注していたが、同社がリサイクルごみの引き受けを停止したことからリサイクルごみを埋め立て地に運ぶ選択肢しか残されていなかった。

 人口278,000人を擁するジーロングはその中でも最大規模で毎週530トンを埋め立て地に送っている。

 また、ウィトルシー、ノックス、ブリムバンク、デアビン、メルボルン、ニラムビク、ポート・フィリップなどの自治体ではリサイクルごみを直接埋め立て地に送っている。

 また、ストニングトン、コラク・オトウェイ、モーニングトン半島では代わりのリサイクル処理業者を見つけることができた。

 さらに郡部地域の自治体では、バララットのように1週間に200トンのリサイクルごみが集まる自治体でリサイクルごみを保管しているところもあるが、これま金曜日までのことだとしている。

 そのため、州政府に長期的な打開策が求められている一方で個々のカウンシルが住民にリサイクルごみを自分で収集所に運ぶよう求めているところもある。

 ダニエル・アンドリューズ州首相は、「労働党州政府は州財政に入ってくる金の使途を考えている。しかし、SKM社のようなリサイクリング業者が職場の安全性を無視するような状況にはしたくない」と語っている。

 SKM社はVIC州全体のリサイクルごみ処理能力の半分以上を占めており、その他にビシー社やポリトレード社がある。しかし、先週に同社が破産宣告しており、同社のデリマット地区の倉庫には1万トン近い半処理済みのごみが残されたままになっており、州政府のリリー・ダンブロシオ環境相は、「州政府はSKM社に送るはずだったリサイクルごみの40%を他の処理業者に送れるよう努力している」と語っている。
■ソース
Victorian councils sending thousands of tonnes of recyclables to landfill as waste crisis deepens

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