カンタス、28億ドルの損失発表

ジョイスCEOは居座りの決意を表明

 8月28日、カンタス航空のアラン・ジョイスCEOは税引き後で予想を上回る28億ドルの損失を明らかにした。この数字は同社の歴史で最悪の水準となった。

 しかも前年度もわずか100万ドルの利益という数字でどうなるかと注目されていたが、予想の3倍という莫大な赤字を出したことで業界オブザーバーもショックを受けている。

 労組はすでに「カンタス航空が業績を改善したければジョイスCEOを追い出さなければだめだ」の声を挙げているが、ニック・ゼノフォン無所属連邦上院議員も、「アラン・ジョイスはカンタス航空のCEOになってから2,220万ドルの報酬を受け取っている。その間に同社の株価は40%下落している。彼の年俸510万ドルという数字は、シンガポール、キャセー、ニュージーランド航空3社のCEOの年俸を合わせた額になる」と語っている。

 しかし、ABCの時事番組「7.30」に出演したジョイスCEOは、降板する時ではないという声を退け、カンタス航空の未来は明るいとして、「この6か月というもの、我々にはどうしようもない外的要因が重なっているが、企業改革プログラムがようやく実を結び始めてきたところだ。市場が安定し始めている。国内、国際両市場ともキャパシティ拡大競争は止まっている。また、カンタスのサービス水準は記録的な高さだ。今ほどカンタス航空を利用するのに有利な時代はない。アジアでも業績が改善し、伸び始めている」と語っている。

 しかし、「乗客数は減っている。資源部門と政府の移動が厳しく抑えられている。市場はまだ弱いが、カンタス国内線の改革が進んでおり、コスト・ベースが変化している。ようやく来年から実を結び始めるところだ」と語っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-28/alan-joyce-says-he-will-not-step-down-as-qantas-chief/5703590

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