「住宅市場のバブルは危険状態」

「凄絶な崩壊の可能性も」とエコノミスト

 6月22日、住宅エコノミスト2人が、「国内不動産市場は未曾有の住宅バブルになっており、もし破裂すればメルボルンのバブルが凄絶な崩壊の可能性もある」と分析している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 しかも、住宅価格が経済ファンダメンタルズに沿った水準になるまでには「凄絶な崩壊」がほとんど現実的な経過になるとしている。リンゼー・デービッド、フィリップ・スーズ両氏は、加熱する住宅市場に関する本を出版したばかりで、主要首都圏で住宅不足の認識からバブルが現実に起きていることを認めようとしない住宅業界や政治家を叱責している。

 持ち家に関する議会調査委員会に直接的な答申を提出した2人は、「実際には住宅供給過剰状態になっている。世界金融危機の引き金になったアメリカの住宅市場のようなものだ。しかも、住宅供給過剰はメルボルンが最大規模で、現在都心部でアパート建設ラッシュが続いている。VIC州では総数で123,000戸分の住宅供給過剰が起きることになる」としている。また、NSW州でも、2人は豪統計局(ABS)の数字から4万戸の住宅供給過剰が現れるとしている。

 2人は、不動産・金融サービス企業、LFエコノミクスを代表して議会に意見書を提出しており、今回のバブルは、1880年代、1920年代、1970年代中期、1980年代末のバブルよりも危険だとして、「豪経済史と最近の世界的なできごとは住宅バブルが崩壊し始めると売れない不動産が急増し、住宅が不足しているという有害な神話が打ち砕かれる。住宅価格と賃貸収入が下がり始めると投資家にとっては住宅価格も賃貸収入も下がり大打撃を受けることになる」と語っている。
■ソース
Australian housing market facing ‘bloodbath’ collapse: economists

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る