7月を使い捨てプラスチック消費を減らす運動の期間に

自治体、企業、個人などが参加してプラスチック袋など

 生後3週間のウミガメのアンドリューは、NSW州中部海岸地域の砂浜で仰向けになっているのを発見され、タロンガ動物園の野生生物病院に運ばれた。病院ではアンドリューの体内からプラスチック・ゴミを発見した。NSW州では自治体、企業、個人が参加して、7月をプラスチック・フリー月間にする運動が始まっている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この「Plastic Free July」は、まず使い捨てプラスチック製品を1か月間使わないようにすることが目標になっている。

 タロンガ動物園では、これまでに弱ったウミガメが353尾運び込まれており、その多くが胃腸内にプラスチックを呑み込んでいる。タロンガ自然保護協会のコミュニティ自然保護マネージャのベリンダ・フェアブラザー氏は、「ウミガメには特製のジェルを食べさせる。そうすると体重も増え、プラスチックの糞が出てくる。命を救うことができない時には解剖するけれど、胃腸内から釣り糸や網、プラスチック袋、ストロー、風船などが出てくる」と語っている。

 シドニー北岸のノーザン・ビーチーズ・カウンシルでは、「今年は住民300人、50事業所が参加してくれている」と語っている。労働党の環境スポークスウーマン、ペニー・シャープ議員は、「カウンシルの運動はいいことだが、それだけでは足りない。この問題は州全体、オーストラリア全体に広げ、使い捨てプラスチック袋の禁止までいかなければ。今年末までに法案を出す意図を明らかにしている」と語っている。

 国内では、SA州、TAS州、ACT、NTですでに使い捨てプラスチック袋の使用を禁止している。しかし、NSW州政府のマーク・スピークマン環境相は、「州単独で禁止するより、全国的な禁止になるよう持ちかけている」と反論している。
■ソース
Councils go plastic free but NSW lags on bag ban

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