セント・パトリックス・デー・シドニー・パレード中止発表

3月17日振り替えの19日まで大雨の予想

 アイルランドのお祭り、セント・パトリックス・デーは3月17日だが、パレードなどの行事はこの日に一番近い日曜日が選ばれる。しかし、今年は17日も19日も大雨との予報で実行委員会は遂にパレード中止を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 セント・パトリックは4世紀から5世紀のキリスト教僧侶で、ブリテン島に生まれ、その後、アイルランドで布教、後にカソリックの聖人に列せられ、アイルランドの守護聖人とされている。布教中にはヘビを退治したとかアイルランドの雑草、シャムロックの3枚の葉は三位一体を表すと教えたなどの伝説がある。

 毎年、パレード後のフェスティバル会場に使われるセントラル駅南のプリンス・アルフレッド・パークが今年は19日乾く見込みがなく、委員会も、「濡れた芝生では参加者の安全の問題もあり、また地表も極端に荒れることが考えられる」としている。また、ロバート・キニービー会長は、「つらいが決定せざるを得なかった。このパレードを成功させるために尽力してきた30人のボランティアだけでなく、アイルランドからの客やアイルランド系国民コミュニティの何千人という人々にとっても残念な結果だ」と語っている。また、メアリー・ドハティ副会長も、「1万人の参加が予想されていただけに大きな打撃だ。アイルランド人コミュニティからも絶大な支援を受けてきたが、天からの雨には勝てない」と語っている。

 シドニー首都圏の住民の約35%がアイルランド系であり、シドニーのセント・パトリック祝賀は南半球最大でもある。

 ドハティ副会長は、「今年、もっと先になってからセント・パトリックス・デー・パレードに代わるイベントを開催することも考えているが、いつになるかは未定だ」と語っている。

 2014年のパレードも悪天候にたたられ、実行委員会は15万ドルの損失を出した。そのため、2016年には、「強行すれば負債が膨らむだけ」として、1800年代から続いてきたパレードも、1979年以来初の中止決定になった。2017年は負債をなくし、再開の希望に燃えていただけに天候による中止の事態は打撃になっている。
■ソース
St Patrick’s Day Sydney parade in Prince Alfred Park cancelled due to heavy rainfall

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