タンブル首相、ウエイサイド・チャペルでボランティア

キングス・クロスの歴史的なチャリティ教会

 キングス・クロスでどんな人でも受け入れ、食べ物や飲み物を提供してきたウエイサイド・チャペルは、かつてはベトナム反戦やアボリジニの市民権運動、核実験反対などにも関わってきた。老朽化した建物で存続が危ぶまれたこともあるが、切り抜けてきて今も誰でも受け入れる施設として続いている。

 12月25日、ウエイサイド・チャペル恒例のクリスマス・パーティにマルコム・タンブル連邦首相が現れ、ホームレスの人々にクリスマス・ランチの給仕をし、ストリート・パーティのダンス・フロアで集まった人々と一緒に踊った。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウエイサイド・チャペルには1000人ほどの困窮者やホームレスの人々、クリスマスを一緒に祝う家族や友人のいない人々が集まり、昼食とダンスで楽しみ、タンブル首相とツーショットの自撮りを記念にする人もいた。

 タンブル首相は、「私は昔からウエイサイドを尊敬し、支持してきた。ウエイサイドの実際的な人間愛、無条件の人間愛こそクリスマスの真の姿と思う」と語っている。

 ウエイサイド・チャペルはホームレスの人々のために40年以上もクリスマス・パーティを続けてきた。この日のための食事は2日間、大勢のボランティアが用意したもので、クリスマス・ランチにはタンブル首相は、エビのカクテルとブレッド・ロールをランチの人々に手渡していた。

 グレアム・ロング師は14年間チャペル付きの牧師を務めた後、今回で後継者に引き継ぐことになり、「ホームレスになる人々が増えており、このイベントもますます大きくなるのだろうと思う。ウエイサイドの事業を必要とする人はいなくならないし、その人々を包み込むコミュニティを創り上げる必要は年々強まるばかりだ」と語った。

 あるホームレスの男性は、「母がここで働いていた。私もここでボランティアをしたことがある。今は自分はホームレスになったので、ここに来てみたかった。ここではあらゆる人が交わり、お互いに言葉を交わし、時には腹を立てることがあってもここではみんなが幸せに感じられる」と語っている。
■ソース
Malcolm Turnbull dances in the streets of Kings Cross while volunteering at Wayside Chapel

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