夜明け前のハーバー・ブリッジにワラビー出現

警察官が保護し、タロンガ動物園で治療

 1月15日未明、ワラビーがシドニー・ハーバー・ブリッジの車道を渡っているのをドライバーが発見、放送局と警察に通報した。交通管理センター職員と警察車がワラビーをおびえさせないようゆっくりと追跡し、コンサーバトリアム付近で無事保護した。ワラビーはタロンガ動物園に収容され、点滴などの治療を受けている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2GBに通報した電話の主は、午前5時頃、橋の北端側北行き車線でワラビーがはねているのを見かけた、まさか、都会でワラビーを見るとは思わなかったと語っている。

 交通管理センターの職員がワラビーを監視、ワラビーは北行き車線西端から横切り、南行き車線の端を通り、カール・エキスプレスウェイ、さらにマコーリー・ストリートへと進んだ。

 2GBに通報したドライバーは、「ワラビーの後を警察車がゆっくり走り、その後を一般の車が数珠つなぎになって進む有様だった。あんな光景は見たことがないが、オーストラリアならではだ」と語っている。

 結局、コンサーバトリアム付近で警察官ら4人がかりでワラビーを毛布に包み込み、現場に到着した騎馬警官隊がタロンガ動物園に運んだ。

 オスの成体スワンプ・ワラビーで、タロンガ野生生物病院のラリー・フォーゲルネスト主任獣医は、「ワラビーはストレスを体験してかなり弱っていたため、麻酔をかけ、全身を診察した。幸いなことに顔と後脚に少しすり傷があるだけだった。一応、全身のX線撮影もしておいたが骨折もないようだった」と語っている。

 ワラビーは24時間の集中治療室での観察の後、元気になればスワンプ・ワラビーの棲息する森に放す予定と発表されている。

 ワラビーは比較的人を警戒しないため、シドニー北岸ではノースブリッジからカメレイにかけての森に棲んでいる個体がゴルフ場を抜けて自動車道に入ったのではないかと考えられている。
■ソース
Wallaby hops along Sydney Harbour Bridge, surprising early morning motorists

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