ボークルーズの灯台の下に崖に出る秘密のトンネル

SMH紙が戦後の核物理学研究施設と報道

 今もボークルーズの尾根の邸宅より高く19世紀初めに建てられたマコーリー灯台はハーバー・ブリッジなどからも見ることができるが、タスマン海を航行する船の灯台の役目だけでなく、かつてはタスマン海からポート・ジャクソンに入ってくる船をシドニーの港に知らせる役目も負っていた。その灯台の外洋に面した崖に四角い穴が開いていることはごくわずかな人しか知らなかったが、9月28日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)がその謎を明らかにしている。

 今年11月には灯台200周年記念行事が行われることになっており、マコーリー大学が、ハーバー・トラストと協力し、トンネルの立体画像を発表した。

 今年11月の週末3日4日には「シドニー・オープン」で立体画像が公開されるが、トンネルそのものは閉鎖されており入ることができない。

 9月27日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙には、ドローンで撮影した四角い穴が写されており、読者から、「子供の頃に穴に入って崖の上まで出たことがある」とか、「第二次世界大戦頃にはその穴の崖にサーチライトが設置されており、日本軍の軍艦を警戒していた」という話が寄せられている。

 クレアビルのデビッド・ライアルさんは、「1950年代に建設会社で働いていたが、そのトンネルを核物理学研究施設にする作業に加わったことがある。シドニー大学核物理学研究財団の依頼でその穴に続くトンネルに11トンの電磁石や10トンの分光計を設置するために入ったことがある。水平のトンネルを掘った」と語っている。

 マコーリー大学の紋章はマコーリー灯台を模しており、同大学のマイケル・ランピ氏は、「このプロジェクトはまだ始まったばかり。一般市井の人に歴史を語ってもらうことは言うのは簡単だが、その歴史を知っている人を見つけることはたやすくはない。しかし、一般市井の人々の言葉なしにはとても得られなかったような豊かな情報が得られた」と語っている。
■ソース
Secret lighthouse tunnel was nuclear research laboratory

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る