NSW州炭鉱開発予定地で逮捕者

農民と環境保護団体共同戦線

 6月8日、NSW州タムワースの北西、ナラブライの農業地帯で、炭鉱開発前段階の伐採作業が始まり、約100人の反対派が集まったが、そのうち約50人が逮捕されたと発表されている。

 ホワイトヘイブン・コール社のモールズ・クリーク炭鉱開発はリアード州有林で伐採を始めた。環境保護団体は、伐採で冬眠中の動物が脅かされるとしており、反対グループの「リアード森林連合」が現場で抗議行動を始めたもので、同連合スポークスパーソンのヘレン・ウォー氏は、「現場に行く道の一つをブロックした抗議グループが逮捕された。罰金を言い渡されたもの、出廷命令を受けとったものの他、護送車で区域外に放り出された者がいる。抗議グループは伐採現場に新しく木の種を植え、伐採に反対する象徴とした」と語っている。

 環境保護団体以外にも、「モールズ・クリーク地域会議」が、冬季の伐採についてホワイトヘイブン・コール社を相手取る民事訴訟を起こした。

 今月初め、地元農民と環境保護団体の200人ほどがシドニーで抗議行動を行い、州政府に対して生物多様性管理計画を認めないよう運動しており、法律面のアドバイスを受けていると発表していた。

 警察側は、炭鉱開発反対派の一部が身体を炭鉱開発の土木機械に縛り付けるなどしていることを憂慮している。

 ホワイトヘイブン社は、「モールズ・クリーク炭鉱はオーストラリア最大の石炭埋蔵量があり、30年間にわたり採炭を続けることができる」と発表している。また、開発には7億6,700万ドルを計上しており、NSW州郡部で現在進行している最大の投資だとしている。また、採炭フル活動が始まれば約450人ほどの継続雇用が期待されるとしている。(NP)

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