連邦、高齢者ケアに7億3,900万ドル

看護師団体は「政府計画はわざわいのもと」
 4月12日、ケビン・ラッド連邦首相が、州政府の高齢者ケアを連邦政府管轄に移す7億3,600万ドル予算の計画を発表した。
 同日付、フェアファクス系紙は、この計画が、バラバラな高齢者ケアの現状を改善し、高齢患者を病院の病棟から高齢者ケア施設に移すことで、公立病院の病床を疾病患者に解放することを目標としていると報道した。
 同日のラッド首相の声明は、長年懸案だった高齢者ケアと養老院ケアの両方を連邦政府に移管する計画の他、州が運営する高齢者の在宅ケア制度であるホーム・ケア、コミュニティ・ケアも連邦政府に移管される。
 また、改革計画として、実質ゼロ利率のローンにより、2,500人分の高齢者ケアを開発する他、病院に入院して養老院の空きベッドを待っている高齢者のケア資金として2億5,000万ドルなどの他、今後4年間で養老院の患者の往診を105,000回増やすことを目的として、医師への奨励金を増額する。
 養老院に空きがないため、不必要に入院期間が長引く傾向があり、年間27,000回の入院も、養老院の医師の治療を改善することで食い止めることができるのではないかとされている。
 一方、全国看護師連合会は、「ラッド首相の発表内容には、看護師やケアラーに対するサポートが全然見られない」として、政府計画は必ずしも目標通りの結果になるとは限らず、むしろ事態を悪化させるのではないか」と警戒している。(AAP)

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