中銀、政策金利を記録的な低水準の1.5%に引き下げ

物価上昇率1%に危機感、さらに引き下げの予想も

 8月2日、中銀(RBA)理事会は、政策金利をこれまでの1.75%から1.5%という記録的な低水準に引き下げた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2016年5月、同年第一四半期の消費者物価指数がかなり低くなっていたため、それまでの政策金利2%からさらに1.75%に引き下げていた。しかし、7月27日発表の統計局(ABS)の数字でも消費者物価は前年に比べて1%しか上昇しておらず、RBAがインフレ率の目標幅としている2%から3%という率をはるかに下回っていた。そのため、RBAでは政策金利引き下げで対応することになった。

 ABSの消費者物価指数(CPI)発表後、市場筋では「切り下げ・据え置き」が50-50だったが、その後、75-25に跳ね上がった。エコノミストの予想も同様で、ブルームバーグの調査では25人中20人までが今日の切り下げを予測していた。

 一方、四大銀行の対応を見ると、コモンウエルス銀行が標準変動ローン利率をRBAの引き下げ率の約半分、13ベーシス・ポイント引き下げたにとどまる。ビジネス・ローン利率もやはり13ベーシス・ポイントの引き下げにとどまっている。

 しかし、NABはさらに小さく、標準変動ローン、ビジネス・ローンともに10ベーシス・ポイントの利率引き下げにとどまっている。しかも新利率実施は8月19日からである。ANZは標準変動ローン利率を12ベーシス・ポイント引き下げ、5.25%とした。実施は8月12日から。ウエストパックは元利返済については14ベーシス・ポイントの利下げだが、利子返済のみについては10ベーシス・ポイント切り下げにとどまっている。

 それに比べ、バンク・オーストラリアは標準変動ローン利率を25ベーシス・ポイントそっくり引き下げている。
■ソース
Interest rates slashed to record low of 1.5pc by Reserve Bank, banks pass on half

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