クレジット・カードの「最低返済額」表示に注意と警告

「毎月、負債全額返済するのが最善」とエコノミスト

 クレジット・カードの請求書には負債額の他、「最低返済額」が表示されている。エコノミストは、この「最低返済額」は、消費者を安心させ、銀行がカード使用者の負債を大きくして利息を稼ぐわなだと警告している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 アメリカの研究では、カード使用者の3人に1人が、全額返済できる場合にも「最低金額」に近い額しか返済しないことが明らかになっている。オーストラリアも似た事情がある。2016年に豪財務省が発表した協議資料で、「カード請求書に『最低返済額』の表示があるため、負債全額ではなく、この最低返済額の返済で住ませる人がいる。しかし、そうすると毎月負債額が膨れあがっていき、毎月利息が加算されていく」と述べている。

 Consumer Action Law Centreのジェラード・ブロディCEOは、「最低返済額は少額なため、消費者は何となく簡単に返済できるように思ってしまうが、それが銀行の願っているところだ。毎月期限までに全額返済していれば利息が付かず、銀行としてはうまみがない」と語っている。

 消費者団体CHOICEのニッキー・ブリーン報道担当者は、「最低返済額しか返済しない利用者にはカード会社が積極的に連絡することを義務づけるべきだ」と語っている。

 また、金融比較ウエブサイト、finder.com.auのベッシー・ハッサン氏は、「平均的なクレジット・カード負債額$3073を抱え、金利が17.31%の場合、利用者が毎月最低額の$62しか返済しないとすると、元利返済を完済するのに24年かかり、その間の利息返済額だけで総額$6000にものぼる、ところが毎月の返済額を$112にすると、3年以内に完済し、利息総額も$867に減る」としている。
■ソース
Credit card minimum repayments the hidden danger in your post-Christmas bill

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