雇用6万人増えたが失業率は5.9%を維持

フルタイムが増加するも求職者増で失業率停滞

 豪統計局(ABS)が3月の労働統計を発表し、失業率は前月に続いて5.9%で変わらずだが、新規に60,900人分の雇用が増えたとしている。さらに明るいニュースとして、増加分すべてがフルタイム雇用だったとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABSの推定では、3月の雇用状況は、フルタイムが74,500人増加しているが、パートタイムが13,600人減少している。しかし、求職者が増え、労働力率が0.2%上昇し、人口の64.8%が就業しているか、求職中となったため、雇用増にもかかわらず、失業率が前月と変わらない数字に留まったことになる。

 しかし、キャクピタル・エコノミクスのポール・デールズ・アナリストは、「労働力率と雇用の増加が異常に大きい。74,500人のフルタイム雇用が生まれたというのはちょっと疑わしい。2015年10月以来最大の雇用増加率になるが、2017年初頭以来経済は軟化しており、現在の経済条件と雇用増加は一致しない。しかも、1か月で労働力が64,900人も増えているということも考え合わせるとこれは調査サンプリングの仕方に問題があるのではないか」と語っている。

 コムセックのクレーグ・ジェームズ・エコノミスト主任は、「労働市場の健康を診断するにはトレンドの数字の方が指標として正確だ」と分析している。

 ABC放送のマイケル・ジャンダ・ビジネス・レポーターは、「個々の月で見るより、全般的な傾向を示すトレンドの方が信頼できるというケースだ」としている。
■ソース
Unemployment holds steady at 5.9pc, on a 60,000-strong jobs surge

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