オーストラリア国内都市の生計費急上昇

「世界で最も生計費の高い都市ランキング」で

 シドニー、メルボルン、アデレード、ホバートなどオーストラリア国内の州都、準州都の生計費が急上昇しており、「世界で最も生計費の高い都市ランキング」で徐々に上昇してきている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現在、バーミューダのハミルトンを除けば、6位までをスイスが占めており、その後にアイスランド、ノルウェーの都市が入っている。

 しかし、オーストラリア国内でもっとも生計費の高いシドニーは、昨年の第41位から今年は第32位とランキングで急上昇している。また、メルボルンは77位から64位に、アデレード、ケアンズ、ホバート、キャンベラもそれぞれ58位、69位、82位、103位に上昇している。

 それに対して、パース(56位)、ダーウィン(68位)、ブリスベン(93位)は順位を下げている。

 UNSWビジネス・スクール、ソーシャル・インパクト・センターのクリスティ・ミュア教授は、「この2,30年間、わが国のGDPは堅調に伸び、インフレは下がってきた。しかし、このような経済の変化は国民個々人の日常的な生計費の実態を反映していない。多くの国民は住宅ローンの返済に四苦八苦しており、生計費に四苦八苦している。また、福祉を受けている人々の生活はさらに苦しい。収入は低く抑えられているのに支出は徐々に大きくなっているからだ。貸家にしろ、住宅ローンにしろ、住居費は上がっており、賃金成長率に比べてはるかに急激に上昇している」と述べている。

 さらに、「貧困世帯は失業者に限らない。貧困線以下で暮らしている人の3人に1人は賃金労働者だ。社会は働ける人に仕事を与えることだけでなく、安定した仕事を与えることが求められている。安定した仕事を必要としており、また、生計費をまかなうのに足りる十分な労働時間を必要としている」と語っている。

 世界の他の大都市のランキングは、ニューヨークが14位、東京が21位、パリが23位。ロンドンが42位などとなっている。しかし、家賃となるとシドニーは16位に浮上する。1寝室、都心アパートの1か月あたりの家賃で日隠すると、ニューヨークで$3,881、ロンドンで$2,876、シドニーで$2,618となっている。
■ソース
Living costs in many Australian cities rising faster than rest of world

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