「シドニー、メルボルンは週に1000ドル価格下落」

「重力が愚かしさに追いついた」とデロイト社

 デロイト・アクセス・エコノミクスの最新のビジネス展望によると、「住宅価格のブームが終わり、必然の住宅価格下落の時期に入った」としている。

 また、「シドニーとメルボルンでは住宅価格が週に1000ドル下がっている」と述べている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現在、住宅価格は下がり始めており、逆に利率は上がり始めており、風向きの変化は大都市圏でもっとも厳しく感じられるようになってきている。デロイト・パートナーのクリス・リチャードソン氏は、「オーストラリアの住宅価格は価格評価で分別も何もなく急上昇したが、今になってようやく重力が愚かしさに追いついてきた」と述べている。

 過去5年間、記録的な低利と言うこともあって、国民は借金を重ねて投資に走り、事実儲けた者もいる。

 リチャードソン氏は、通常住宅価格下落は経済にダメージがあるものだが、今回は下がり方が緩やかで、オーストラリア経済は加速を続けるだろうとして、「いや、下がるには下がっているんだが、危険なレベルの下がり方ではない。これまでが上がりすぎていたんだから今後も値下がりが続くことになる」と述べている。

 また、賃金について、デロイトのビジネス展望は、「賃金は2016年に底づきして以来、まるで氷河のようにじわじわと上昇してきている。かなり長い間、記録的な低利と賃金低上昇率を過ごしたが、今後目立ってはい上り始めるだろう。賃金上昇が悪い知らせで利率上昇がいい知らせという時期から次の時期に入ることになる。轟音を立ててというわけではないが、時間をかけて徐々に上がっていくことになる」と述べている。

 ただし、「中銀は、2019年末近くになるまで政策金利を上げることはしないだろうし、借金を抱えている世帯を守るため、利上げもごく緩慢なものになるだろう」と述べている。
■ソース
House prices ‘falling by over $1,000 a week’ in Sydney and Melbourne, Deloitte says

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