「利上げ時には十分に長期予告する」

スティーブンズ中銀総裁が演説で言明

 世界的には欧州中銀(ECB)が金利をマイナスにするなど全体に政策金利低水準が続いており、オーストラリアも歴史的な低利2.50%にとどまっている。

 7月に入って、TAS州ホバートで開かれていた経済会議の席上、グレン・スティーブンズ中銀(RBA)総裁が、当分利上げする材料が見当たらないこと、また、利上げする際には十分な期間をおいて予告すると語った。会議での演説で明らかにされたもので、利上げする前に何か月かの予告期間をおくとしている。

 また、今後、理事会の声明では、利上げの前に「a future ‘period of stability’」という表現をやめ、「the stable policy settings ‘remained appropriate’」というような表現に切り替えるのが妥当だと思うと語っており、市場関係者は、中銀の毎月第一火曜日の政策金利発表時にこの表現の切り替えがあれば、利上げは近いことを察知できるようになるが、スティーブンズ総裁は、「表現の切り替えがあったからといって、必ず一定の決定が行われることを意味するものではない」と警告している。

 演説では他の課題にも触れており、豪ドル問題では、「昨日、豪ドルが8か月ぶりに95USセントの高さになったが、中銀の声明に”uncomfortable”という言葉がなくなっても、中銀が交換率に満足しているというわけではない」と釘を刺している。(NP)

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