中銀、住宅ローンに厳しい規制を検討

大都市の投機的住宅不動産熱危惧

 オーストラリアは長年断続的に不動産熱が続いているが、日本やアメリカのような不動産バブルの衝撃的な破裂は経験していない。しかし、オーストラリア中銀(RBA)は、シドニーやメルボルンなど大都市での住宅不動産の急激な値上がりやそれにあわせて国民世帯の負債額が上昇していることを危惧し、「住宅価格がいつまでも上がると期待すべきではない」と警告していた。しかし、住宅不動産熱が下がらないため、「住宅ローンの貸出しが十分慎重だろうか」と警告を発している。

 住宅不動産市場の過熱を懸念するRBAは、住宅購入時の貸出比率を引き下げるなど銀行の貸出基準を引き締めるなどのステップを取ることも含め、他の規制当局と協議していることを明らかにした。半期ごとにRBAが発表する「金融安定レビュー」の9月24日付で「住宅市場とモーゲッジ市場の比率がアンバランスになってきている」としている。

 シドニーとメルボルンの住宅不動産価格の高騰ぶりに、「銀行の貸出基準が緩やかになっているようには見えないが、マクロ経済的にも金融安定的にも、現在の低金利、激しい価格上昇、国民世帯の負債額増大という組み合わせで銀行の貸出基準が十分に慎重だろうか」としている。特に、国民世帯の収入水準に対する負債水準は150%という過去最高の数字になっている。(NP)

http://www.smh.com.au/business/the-economy/rba-looks-to-tighten-screws-on-home-loans-20140924-10l9eb.html

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