「シドニー住宅価格上昇まだ続く」

「いくつかの要因」と中銀副総裁の発言

 シドニー、メルボルンなどの住宅価格は年間15%の勢いで上昇している。その原因についてはそれぞれの立場の人が我田引水の説明づけをしている。それはともかくとして、中銀(RBA)副総裁が、「シドニーの住宅不動産価格はまだ当分上がり続けるかも知れない」と発言した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 クリストファー・ケント副総裁がキャンベラで語ったところによると、「記録的な低金利で地価、建設労働者賃金、開発業者の利益率が膨らみ、一方住宅開発用地供給量が減っている」ことが原因としている。副総裁は、「特にシドニーで住宅用地の不足が著しい。特に新開発用地の供給が需要に追いついていない。また、「住宅ローンの銀行窓口も、アパート開発に適した用地がこの2,3年で払底してきている」と語った。先週、グレン・スティーブンズRBA総裁は、「シドニーの住宅市場は狂乱状態。憂慮に堪えない」と語っていた。

 ケント博士は、「景気は向かい風が強いが、低金利でなんとか経済を支えており、期待されたとおりの影響を及ぼしているが、鉱山投資の激減、州・連邦予算引き締め、通貨交換率などRBAの努力にもかかわらず向かい風は強い。ただし、RBAの通貨政策は効果を上げている。単に向かい風がそれ以上に強いだけだ」と語っている。

 ケント博士は、「RBAは対米ドルの豪ドル価値を引き下げる努力を続けているが、依然として77米セントを超えており、地下資源輸出価格が大幅に下がっている現在、政策金利を現在の2%からさらに引き下げることもありえるし、必要でもある」と語った。
■ソース
Sydney house prices could rise further: RBA official

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