アボリジニ歌手、Dr G ユヌピング(46)死去

ARIA大賞受賞、世界的な名声受けながら

 Dr. G. ユヌピング(1971年1月22日生 – 2017年7月25日死)は、ジェフリー・グルムル・ユヌピングとして、ダーウィンの東500km、エルコー島のガリウィンク・コミュニティに生まれた。長年の肝臓と腎臓の疾患のために死亡。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ユヌピング氏は、アボリジニのバンド、ヨス・インディのメンバーなども務めた後、2008年には自分の名前を冠したアルバムでARIA大賞を受賞して一躍スターダムに乗った。アルバムはオーストラリア国内ではトリプル・プラチナム・アルバムを記録し、イギリスではシルバー・アルバムになった。2012年にはシドニー大学から名誉博士号を授与されている。また、オバマ前米大統領やエリザベス英女王の前で歌ったこともある。ただし、本人は華やかなセレブ生活を好まなかったといわれている。

 ユヌピング自身のアルバム・レーベル、スキニーフィッシュは、「ドクター・ユヌピングはオーストラリア音楽史上もっとも重要なミュージシャンの一人。生まれつき盲目で、僻地のガリウィンク・コミュニティに生まれ、自分の生まれ育ったヨルングの言葉で歌い、世界中で50万枚を超えるアルバムを売るまでになった」と述べている。また、友人のボーン・ウィリアムズ氏は、「彼とは15歳の時からの友達だ。ユヌピングは生涯ダーウィンで暮らしていた。子供の時にB型肝炎を患い、肝臓と腎臓を傷めたが、最近は腎臓の治療を受けていなかった。7月20日にユヌピングをロイヤル・ダーウィン病院に連れて行ったが、25日には死亡を知らされた。照れ屋で、慎ましくて、素晴らしい若者だった。それが素晴らしい声になった。天才的な音楽家で、ロック、ゴスペル、ソウル、何でもできた」と語っている。

 ヨルタ・ヨルタのソプラノ歌手でVictorian College of the ArtsのIndigenous performance学部長を務めるデボラ・チータム氏は、「ドクター・ユヌピングの音楽は、先住民族芸術家のイメージを一新した」と述べている。
■ソース
Dr G Yunupingu: Australia’s most prominent Indigenous musician dies aged 46

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