歴史マニア、TAS州でバイキングのボートを再現

シドニーの弁護士、8万ドルを払って造船家に依頼

 シドニーの弁護士が、TAS州南部の造船家に依頼、自費8万ドルでバイキングが航海したボートを再現した。ただし、弁護士自身は帆船航海の経験はないとのこと。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジョン・マーチャント氏(73)は人生のほとんどを商業関係の弁護士として務めてきた。しかし、余暇には歴史への強い関心を抱き続けてきた。「法学と並んで歴史も学び、ことにバイキングに興味があった。私の名前はノルマンディが発祥地であり、その地域はかつてはバイキングが住み着いていたところだ。彼等は探検家、交易業者、襲撃者であり、各地に集落を開いた」と語っている。

 また、「いつかこのボートをシドニー・ハーバーに浮かべて走ってみたい。自分はほとんどボートの経験はないが、このバイキング・ボートの操作を覚えてみたい。覚えるのは速いほうだから」と語っている。

 このレプリカの木材は比較的少ないTAS島のヒュオン・パインを使っており、島の南部フランクリンの木造ボート・センターで半年かけて完成した。センターのアン・ホルスト・マネージャは、「面白いプロジェクトだった。使ったヒュオン・パインはおそらくバイキングの時代に成長した木だし、伝統的なボート建造法にはバイキングの影響がかなり色濃い。たとえばボートの鎧張り技法はもともとはバイキングの技術だったが、多くの造船家が取り入れている」と語っている。

 ただし、このボートを設計・建造したピーター・レイドロー氏は、「この船は正確なレプリカというわけではないが、つくるのは面白かった。スタイルはどちらかといえばタスマニアのディンギーで、バイキングにはほど遠い。モデルにしたのは1840年代のノルウェーの漁船で本から見つけたものだが、スコットランドの北方の小型船、フェア・アイル・スキッフ・タイプのデザインも取り入れている」と述べている。

 マーチャント氏は、このボートをトレーラーでシドニーに運び、11月に開かれるニューポート・ボート・フェスティバルに出品する。
■ソース
History buff set to find sea legs on ‘Viking’ boat replica crafted in Tasmania

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