シドニー・オペラハウスのサザーランド・シアター新装

7,100万ドルをかけ、機械装置その他を近代化

 各所に老朽化の始まっているシドニー・オペラハウスは、ジョーン・サザーランド・シアターに7,100万ドルをかけて大改装工事を行い、このほど、工事が完了、新装となったシアターがメディアに公開された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 シアターはこの大工事のために7か月間休止していたが、オーケストラ・ピットや舞台裏が大幅に作り替えられた。特に部隊の機械や装置は1973年に建築された当時は手動が多かったが、この大改装で近代設備に入れ替えられた。

 2台の新しいエレベータは10トンの舞台セットを舞台まで運び上げることができ、オーケストラ・ピットの音響も改善された。

 ルイーズ・ヘロン・オペラハウスCEOは、「この改装工事はどうしても必要な工事だった。音楽家にとっては音響的に大きく改善されたし、スタッフにとっては安全が飛躍的に向上したし、来観客にとってもアメニティが改善されている。ただ、一般市民はオペラハウスに来ても大きく変わったとは思わないだろうと思う」と語っている。

 このサザーランド・シアターはオペラハウス施設の中でももっとも公演の多い部屋で年間330回上演がある。

 舞台の背景幕を吊す装置も800kgのセットを上下させることができ、しかも静かで信頼性も高い。シアター統合マネージャのルー・ロシキー氏は、「シアターを閉めて大々的に装置を入れ替えることができたのは1973年以来初めてだ。信頼できる高性能の背景幕装置がなければもう劇をかけることもできないところまで来ていた。このシアターが設計建設された時代には舞台セットは細い柱にキャンバスに描いた背景を貼り付けただけのもので、非常に軽かったが、今は違う。いろいろとオーディオ・ビジュアルの重い装置が使われている」と語っている。

 ジョーン・サザーランド・シアターのこけら落としは、大晦日のオペラ・オーストラリアの「The Merry Widow」が予定されている。
■ソース
Sydney Opera House unveils revamp of theatre set to ‘transform audience experiences’

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