ニック・ケーブの生誕地に「乗馬姿のニック・ケーブ」

クラウドファンディングで銅像建立し、観光の目玉に

 オーストラリアでもっとも著名なミュージシャンの一人、ニック・ケーブとイギリスの彫刻家、コリン・ジョンソンとの間の冗談で始まったとされている、後脚で立ち上がる馬にまたがるふんどし一つのニック・ケーブの銅像が現実化するかも知れないと報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ニック・ケーブはオーストラリア出身だが1980年代にイギリスに渡り、ロック・バンド「ニック・ケーブとバッド・シーズ」のリード・ボーカルを務めており、オーストラリア出身ということはほとんど知られておらず、むしろ国際的なロック・スターという位置づけがされている。

 そのケーブの出身地はVIC州西部の穀倉地帯の何の変哲もない町、ワラックナビールにそのケーブの銅像を建てる案が飛び出している。

 当初、ケーブがその銅像を小型トラックの荷台に載せてワラックナビールに運び、町民への贈り物として町に置いていくという筋書きのフィルムをつくるという案が出ていた。「The Homecoming Project」と題されたフィルムでは町民が銅像を拒否した場合にはケーブ自身がその銅像を荒れ地に捨てていくという結末まで考えられていた。

 ところが、ワラックナビールの住民のグループが現実にその銅像を町の中に建てるよう運動を始め、彫刻家にも打診しており、ジョンソンは、「フィルムの筋書きはオーストラリア流のアイロニーだ。ふんどし姿はケーブの案だが髪型については自分に一任されている。また、少しスピリチュアルな感じも持たせた」と語っている。

 このグループの一人、ワラックナビール・アート・カウンシルのピーター・ロイ氏は、「町の観光にも貢献することと思う」と語っており、カウンシルも「この110%実物大」の銅像建立を支持している」と語っている。

 ただし、町の住民の間では必ずしも歓迎されておらず、ケーブのファンという女性さえ、「ケーブは故郷に一度も足を踏み入れたことがない。町に帰ってきて演奏するなら素晴らしいが、銅像だけならハトの糞にまみれるだけでしょう」と手厳しい。

 また、「ニック・ケーブ? それ誰?」という住民もいる。
■ソース
Nick Cave bronze sculpture in Warracknabeal to see good son return from her to eternity

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