国立美術館で作品入りセルフィー解禁

一部作品、巡回展などは今後も禁止

 ABC放送の報道によると、キャンベラのオーストラリア国立美術館(NGA)が、「入館者の展示作品撮影や作品を画面に入れたセルフィー(自分撮り)の禁止を解除する」と発表した。

 この措置により、2015年1月からNGA入館者は大部分の展示作品を記念撮影することができるようになる。当然ながら展示作品の映像を営利に利用することは今後も引き続き禁じられるが、個人的なソーシャル・メディアに掲載公開することはできる。

 NGAのサイモン・エリオット副館長は、「大部分の常設展示作品を含めて、かなりの数の美術作品が撮影可になる。開館した1982年なら、カメラを荷物預かりに預けるよう指示することができた。しかし、現在、入館者の携帯電話やカメラを全て預かることは不可能だ。入館者が個人的な記念撮影をしたいというのは分かる。それなら美術館に気持ちよく来てもらうことにしようではないかということだ」と述べている。

 また、「来館者がNGAでの写真をソーシャル・メディアに掲載することでより多くの人が美術館を訪れるようになることを希望している。NGAのウエブサイトでも75,000点の映像を公開しているが、ソーシャル・メディアを通じてより多くの人に知られることが望ましい」として、テクノロジーに慣れた若い人達の間にNGAのイメージが広まることを期待している。

 国際的にも時代の流れに合わせ、写真撮影を解禁している美術館は多いが、巡回展を含めて、存命中の現代作家の作品の場合には著作権保護の見地もあり、写真撮影禁止が続く場合もある。たとえば、NGAでは、「ジェームズ・タレル回顧展」は引き続き写真撮影が禁止される。
■ソース
National Gallery of Australia to lift ban on artwork selfies in Canberra

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