1980年代連続爆弾事件容疑者逮捕

離婚問題で元妻や家裁判事の妻爆殺

 1980年代、エホバの証人教会、家裁、家裁判事自宅などが爆破され、4人が殺害された事件では、離婚問題をめぐって元妻や離婚訴訟を扱った家裁判事らに怨恨を抱いていた容疑者が30年近く経ってようやく逮捕された。警察では、「過去の証拠物件も新しい技術によって容疑者の犯行と断定できるようになった」と発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 犯罪は1980年から1985年にかけて起きており、標的も家裁判事、判事の家族、弁護士、一般社会などに及んでいる。デビッド・オーパス家裁判事は自宅前で射たれ、リチャード・ギー判事は自宅に仕掛けられた爆発物で負傷、またレイ・ワトソン判事の妻が自宅で爆発物で殺害されている。スティーブン・ブランシャードも射たれ、エホバの証人聖職者のグレアム・ワイクスは教会ホールに仕掛けられた爆発物で殺害されている。この連続爆弾事件で警察は犯人逮捕につながる情報提供者に50万ドルの賞金を提示していた。

 事件は迷宮入りになっていたが、州犯罪捜査局付きの刑事がこの事件の再捜査を始めていた。その結果、7月29日朝、「ストライク・フォース・レッダン」の刑事と特別戦術班がレナード・ウォーウィック容疑者(68)を逮捕した。ウォーウィック容疑者は、事件当時から重要参考人と見なされていた。ウォーウィック容疑者はナレラン警察署に連行され、署内で4件の殺人と殺人未遂を含む多数の容疑で起訴された。ウォーウィック容疑者は、30日にはキャンベルタウン地裁に出廷することになっており、保釈は却下された。

 ニック・カルダス州警察副長官は、「証拠としてはかなり有力な新証拠の他、30年前からの証拠も当時にはなかった技術で十分な証拠能力を持つようになった。また証人も新旧の証人がいる。パム・ヤング警部指揮下の捜査班の熱意とプロフェッショナリズムはめざましかった」と発表しており、またミック・ウィリング警視は、「この逮捕は3年間の努力の成果。3年間は長かったが、この事件は30年前に遡っている。この成果は、警察が犯罪追及をあきらめないというメッセージだ。また、犠牲者の家族には今朝逮捕を伝えた。家族らは驚くと同時に安堵していた」と語っている。
■ソース
Man charged over Sydney family law court bombings in 1980s

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