ヘイドン委員長、留任決定を発表

労組ガバナンス腐敗特別調査委員会

 保守連合連邦政権が設立した労働組合ガバナンス腐敗特別調査委員会委員長のダイソン・ヘイドン判事は、委員長在任中に自由党政治献金募金のSir Garfield Barwick lectureイベントで講演することになっていたが、直前になって講演出席を取り消した。しかし、労組側が、委員長の利害抵触と偏向を理由に委員長の罷免を要求していた。同委員会は、罷免要求を当のヘイドン委員長自身が決定するという奇妙な事態になり、ヘイドン委員長は再三にわたって決定を延期していた。8月31日、ヘイドン委員長は自らの罷免要求を拒否し、留任を発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 当日、特別調査委員会に出席したヘイドン氏は5分間ほどの短い間に決定を発表、最後に、提出された陳述をすべて検討した。私の意見を述べるなら、私を罷免しようとする申請はすべて却下しなければならない。理由を別に述べる」としている。

 67ページの理由書として、「この案件は、私が公正な判断を下せないと、公正な第三者が考えるような事例ではない」と述べている。また、ヘイドン氏を罷免するよう述べた申請はCFMEU、ACTU、AWUから提出されたが、いずれも却下すべきだと決定している。

 また、ヘイドン氏は、講演招聘の電子メールも直接読んでおらず、アシスタントが印刷した電子メールのコピーだけを読み、サー・ガーフィールド・バーウィック講演に関するアタッチメントには目を通していなかったとしている。また、8月27日に労組の要求で公開された文書によると、8月12日にNSW法廷弁護士協会のクリス・ウィンスロー・パブリケーション・マネージャが委員会付き弁護士のジェレミー・ストルジャー氏に宛て、「ヘイドン氏は、サー・ガーフィールド・バーウィック講演が自由党政治献金募金イベントであることを知っているか?」と問い合わせている。8月13日、ストルジャー弁護士がこの問題をヘイドン氏に尋ねたところ、ヘイドン氏がストルジャー氏にイベント主催者のグレッグ・バートン氏からの電子メールを見せ、その電子メールには、「講演会は政治献金募金活動ではない」とされていた。

 労組と労働党は、「これで同委員会の公正中立性が完全に損なわれた」と批判している。
■ソース
Trade Union Royal Commission: Dyson Heydon stays on as Commissioner

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