家庭暴力被害者、夫毒殺未遂裁判

睡眠剤入りミートボールで眠らせたが

 VIC州で、25年近くにわたる結婚生活で夫から身体、心理、性的暴力を受けてきた女性が娘と共に夫の殺害を謀ったが、殺しきれず、親戚宅に逃亡、警察に自首した。女性と娘は現在殺人未遂罪で裁判にかけられており、4月18日の公判の模様が報道されている。

 エージ紙(電子版)が伝えた。

 事件のデ・ボノ一家はVIC州メルボルンのタラマリン空港に近いゴワンブレイに住んでいた。ジェームズ・マースデン巡査長の検事側陳述によると、ジョアン・デ・ボノ被告人(53)は、長年の夫の暴力に耐えきれず、また、同じように暴力被害者だった娘のシャノン被告人(19)とともに、夫、スティーブンの殺害を謀り、睡眠薬のテマゼパム75錠を砕いてミートボールに混ぜて夫に食べさせた。その後、眠った夫をシャベルで殴り殺すつもりだったができなかった。

 警察での事情聴取の内容が読み上げられ、「妻、娘に暴力をふるい、また、2人を操縦・威嚇する夫のために娘は精神障害を来しており、耐えきれず、犯行に及んだ」被告人は納屋に入り、ブレーキ液、エンジン潤滑油、除草剤の瓶を持って戻り、混ぜ合わせた後、注射器に吸い上げ、寝室で眠っていたスティーブンの腕に突き立てた。しかし、注射針の痛みで目をさました夫が、何をしているのかと問いただしたため、娘とともにその場から逃げ、親戚の家に身を寄せた後、親戚に伴われて警察に自首した。

 自供により、警察が救急隊に連絡、救急隊が自宅で意識朦朧としていた夫を発見、病院に運び込んで、夫は命を取り留めた。警察も家族の自宅を捜索し、自供の混合液の他、夫が威嚇や暴力に使っていたとみられる模造拳銃、ヌンチャク、剣などを押収した。また、娘の携帯電話には、父スティーブンが母親を脅迫する様子が数回にわたって録画されていた。

 母娘は保釈されているが、スティーブンを治療した医師は、「スティーブンは怒っており、妻と娘を殺してやると言っていた」と証言したことが警察の陳述書で読み上げられた。
■ソース
Doped with doctored meatballs, man woke as wife tried weedkiller injection, court told

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