NSW州地方自治体大合併に土地環境裁が停止命令

シドニー西部ストラスフィールド自治体議会の提訴通る

 5月31日、NSW州土地環境裁判所は、マイク・ベアード州保守連合政権が実施した地方自治体大合併に対して停止命令を出した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 州政府の地方自治体大合併に対しては、自治体住民選挙で選ばれた市長を含む議会議員を州政府が一方的に罷免し、ベアード政権が任命したアドミニストレータ、ジェネラル・マネージャが2017年中期まで合併大自治体を運営することなどに対して、「州政府の非民主的行為」の批判が挙がっており、いくつかの大自治体のアドミニストレータと住民の話し合いがいずれも住民の抗議行動で中止されている。

 シドニー首都圏インナーウェストで大合併を受けたストラスフィールド、バーウッド、カナダ・ベイの3自治体のうち、ストラスフィールド旧議会は、「州政府が任命し、自治体合併案の審査を行わせた代表の報告書に法的な不備がある」として、同裁判所に提訴していた。

 裁判所の判決を受けて、ポール・トゥール自治相は、「代表は新しい報告書を提出することになっている。報告書を受け取り次第最終的な決定を行う」と語っている。

 野党労働党のピーター・プリムローズ影の自治相は、「今日の判決は、ベアード政権の自治体大合併がめちゃくちゃだということを示した。この判決は、他の自治体合併に対しても大きな影響がある。他の合併を強制された自治体からも提訴がありえる」と語っている。

 ストラスフィールド以外にも、モスマン、ハンターズ・ヒル、ノース・シドニーなどいくつかの自治体が同じように提訴している。サン・オク・ストラスフィールド市長は、「住民を代表して提訴した市議会の行動が正しかったことを裏付けられた」との声明を発表している。また、デビッド・シューブリッジ緑の党議員は、「今回の自治体大合併は法的混乱だ。ベアード政権が強制合併の根拠にした報告書が法廷の審査に耐えられなかった」と語っている。

 ベアード政権は、「35の大自治体を設立するはずだったが、そのうち9新自治体については提訴されているため、延期することになった」と発表している。
■ソース
NSW council amalgamations: Strathfield, Burwood and Canada Bay merger stopped

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