QLD州交通警察官、違反車運転者に拳銃向け、手錠かける

「警官の違法行為」停職処分され、州最高裁で係争中

 QLD州のへき地の道路を交通パトロール中の巡査長が違反車の運転者に拳銃を向け、車を降りた運転者に手錠をかけるという事態が起きていたことが、停職中の同巡査長が賃金保全を求めて州最高裁に訴えを起こしていたことから明らかにされた。同巡査長は交通取締中の行為を違法行為と判断され停職中。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 最高裁に証拠品として提出された警察車備え付けのビデオ・カメラの記録で、1本は訴訟を起こしているスティーブン・フラナガン巡査長がロングリーチ郊外のランズバラ・ハイウェイをパトロール中に法定速度110km/h区間を126km/hで走行する軽トラックを発見、サイレンも警告灯も点滅させないまま違反車と並走し、警笛で合図したが、軽トラックが止まらなかった。2度目にようやく路肩に停車したところ、フラナガン巡査長が拳銃を軽トラックの運転台に向けて近寄り、その後、運転者に手錠をかけている。

 ビデオはフラナガンの民事訴訟に対してイアン・スチュワート州警察長官の弁護士が提出したもの。また、軽トラックの助手席に乗っていた女性もスマートフォンを使ってフラナガン巡査長と運転者のやりとりを記録しており、f言葉を連発するフラナガン巡査長の発言が逐一捉えられていた。

 結局、免許証と自動車登録証から、軽トラックが盗難車ではないと分かると手錠を外している。しかし、軽トラックの運転者とパートナーの女性は警察に出頭し、公式にフラナガン巡査長の行為を訴え、フラナガン巡査長は直ちに停職処分され、州警察監察部の調査の後、暴行罪と不法逮捕で起訴された。

 これに対して、フラナガン巡査長は、「軽トラックが盗難車と疑った。また、サイレンが鳴っていないことに気づかなかった」と反論している。

 また、2013年にゴールドコーストで起きた事件のビデオも提出された。そのビデオでもフラナガン巡査長は、公共の場で発言すると軽犯罪法に問われるような言葉を使って運転者を罵倒しており、自動車のカギを奪い取ると、地面に投げつけている。そのため、「運転者の尊厳を損なう行為があった」として処分を受けている。

 フラナガン巡査長は、ロングリーチでの事件では刑事裁判にかかっている。
■ソース
Vision released of police officer pulling gun on speeding motorist in outback Queensland

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