エディーとモーゼズのオベイド親子炭鉱鉱区問題で起訴処分

農地安く買い、不正に炭鉱鉱区指定受けてから高価で売却

 元NSW州労働党政権の大臣を務め、その時期に様々な腐敗行為が疑われているエディー・オベイド被告人は、かつて腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の追及に対して、「私を捕まえることはできない」と発言し、また、委員会付きの弁護士に対しては、「私は君が一生かかっても稼げないような金を使っているのだ」と発言した。しかし、今年6月にはサーキュラ・キーの喫茶店スペース・リース問題で公職者の不正行為で有罪判決を受けており、実刑が下される可能性もある。また、不正に得たとされる金を家族名義に分配しており、国税庁が家族全員に脱税容疑で追徴金を科している。

 7月19日にはシドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が、エディー(72)とモーゼズ(47)のオベイド親子2人が2015年にNSW州内マッジーに近いバイロン・バレーのマウント・ペニーの炭鉱鉱区の売買で3,000万ドルを不当に取得した容疑で起訴されていたことを伝えている。ただし、もう1人、同じ事件で訴追されているが、法的問題でその名前を報道できないとしている。

 2012年のICACの調査で、オベイド親子はチェリーデール・パークの農地を購入したが、その後に同僚鉱業大臣がその農地に炭鉱鉱区を設定した。そのため、地価が急上昇し、土地を炭鉱開発投資家に売却したオベイド親子が3,000万ドルの利益を得たもので、2人は2015年に起訴されていたが、サーキュラ・キー事件で裁判中であったため、陪審団の心証に影響させないよう、裁判が終わるまで伏せられていた。

 8月12日にはロバート・ビーチ=ジョーンズ判事が、サーキュラ・キー喫茶店事件の裁判でエディー・オベイド被告人の量刑を言い渡す予定になっている。さらに8月29日には市内ダウニング中央地裁において、炭鉱鉱区謀議容疑の最初の審理が開かれ、5日で結審する予定になっている。また、8月前半は、これまでに有罪になった事件にからんで、オベイド側が、ICACに不当な迫害を受けたとする民事訴訟も進められる。

 また、エディーの妻、ジュディと子供8人と国税庁の争いも続いている。さらに、エディーの息子のモーゼズとポールは、豪競争消費者委員会(ACCC)から、マウント・ペニーの地所の炭脈探査ライセンス問題に絡む談合容疑で追及を受けている。ACCCは、罰金刑、裁判費用負担、会社役員資格停止などの処分を求めている。
■ソース
Eddie Obeid and son Moses charged over $30 million coal deal

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