シドニー警察、女性27人性的暴行容疑者顔写真発表

時効のないオーストラリアで迷宮入り犯罪の掘り返し続く

 オーストラリアには時効の制度がないため、警察は何十年も前のコールド・ケースと呼ばれる未解決事件を掘り返して市民の協力を求めることをしている。それが時折容疑者逮捕の報道に結びつくこともある。
 シドニー警察が、「1985年から2001年までの間に27人の女性に性的暴行を加えた容疑者の似顔絵」2枚を発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 10年前には「タスクフォース・ドリーン」と名付けられた刑事班が2000年にシドニー東郊で発生した5件の婦女暴行事件を捜査している。しかし、今回、未解決事件の洗い出しで、1985年から2001年までの期間にシドニー東郊で発生した27件をほぼ同一犯人の犯行として再捜査を始めている。

 ミック・ハドウ警視代理は、「DNAと犯行の手口の類似でいずれもほぼ同一犯人の仕業とみられる」と語っており、これまでにDNAのプロファイルを他州や海外の警察にも送ったが、これまで一致するデータはなかった」と語っている。

 また、「被害者は14歳から55歳までの女性で、いずれもナイフで脅している。また犯行発生地区はボンダイ、ブロンテ、ランドウィック、クージー、センテニアル・パークなど広い地域にわたっている。また、1994年に被害者の証言を基にして描かれた容疑者の特徴は、暗い肌、暗い髪、瞳は茶色、鼻は幅広などとなっている。

 ハドウ警視代理は、「事件の度に徹底的に捜査してきており、その度に市民に情報を呼びかけてきたが、いずれも未解決のままになっている」と語っており、今回も似顔絵を2枚発表し、1984年から2001年まで事件地域に住んで何らかの目撃をした市民に情報提供を呼びかけている。

 また、「性的暴行は女性に対する恐ろしい暴力行為だ。このような事件の加害者に対しては懸念をいだいている。一部の事件は被害者の家に忍び込んで犯行に及んでいるが、ほとんどが公共の空間で被害者が犯人の気配を感じた時にはもう襲われている。また、一部の被害者は後をつけられたと証言している。また、一人の犯行としては27人は異常な数だ」と語っている。

 ハドウ警視代理は、「犯人は危険な犯罪者であり、警察はなんとしても犯人を刑務所に送りたい」と語っている。
■ソース
Sydney sex attacker thought to have assaulted up to 27 women; police release face sketches

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