腐敗政治家エディ・オベイドに懲役5年の判決

公職在職中に喫茶店店舗リースで不正腐敗行為

 12月15日、NSW州最高裁のロバート・ビーチ=ジョーンズ判事は、労働党政権閣僚を務めたこともあるエディ・オベイド被告人の公職中の不正腐敗行為容疑について懲役5年の判決を言い渡した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 レバノン移民としてオーストラリアに渡り、その後、労働党内では同郷人らを党員に入れるスタッキングで党内での権力を固め、コネや権限を使って巨万の富を得、さらに家族に資産を分散させてきたエディ・オベイド被告人は、政界引退後に複数の不正腐敗容疑でNSW州腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)の調査の対象となり、さらにはほとんどの家族メンバーが脱税容疑で国税庁(ATO)から未納額に加えて莫大な追徴金を科せられている。

 オベイド被告人は、州議会上院議員時代の2007年に、サーキュラ・キーの喫茶店店舗リースで地主の海事局のスティーブン・ダン氏に働きかけ、自分が斡旋したリース申込者がオベイド被告人の親戚であることを隠しており、リースを認めたダン氏は、申込者がオベイド被告人の選挙区の有権者だと思い込んでいたと証言している。15日の判決では3年間は仮釈放なしの条件がついており、判決後直ちに収監され、シルバーウォーター刑務所に移送された。オベイド被告人の弁護人は直ちに控訴手続きに入るとともに保釈手続きも行ったが、ビーチ・ジョーンズ判事は保釈を拒否した。

 この判決を受け、マイク・ベアードNSW州保守連合首相は、オベイドの州議会議員と大臣職の年金すべて剥奪し、この訴訟中にオベイドに与えられた裁判費用の公的援助をすべて回収することを明らかにした。

 ビーチ・ジョーンズ判事は、「被告人は州民の公職者に対する信頼を裏切って自分と家族の経済的利益を図った。また、意図的に州民の信頼を乱用した」と語っている。

 ガイ・レイノルズ・バリスターは、「誤審」として控訴手続きに入ったが、2017年3月以前に控訴審が始まることは見込めないと伝えられている。
■ソース
Eddie Obeid sentenced to five years’ jail for misconduct in public office

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