高裁、デイ家族第一党元上院議員当選無効判決

SA州で連邦選挙上院党票再集計の見込み

 連邦高裁は、2016年7月の連邦総選挙で当選したボブ・デイ家族第一党元上院議員の当選を無効とする判決を下した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 デイ元上院議員は2016年末に議員を辞職しており、この判決を受けて、同議員の選出選挙区SA州では補欠選挙を行わず、2016年7月の上院投票の再集計で当選者を決めることになる。

 ABC放送の選挙アナリスト、アントニー・グリーン氏によると、議席は家族第一党第二位候補のルーシー・ギチュヒ氏にゆくものと見られる。

 同党SA州支部のデニス・フード議長は、「裁判判決にはがっかりしたが、ケニア生まれのギチュヒ氏がデイ氏の代わりに上院に座る用意がある」と語っている。

 裁判では、デイ元上院議員の選挙事務所の賃貸契約がオーストラリア憲法第44条違反にあたらないかどうかが争われていた。その結果、法廷は、同氏の選挙事務所賃貸契約を憲法違反とし、選挙より前の2016年2月から上院議員資格を失っていたと判断した。

 憲法では、連邦議員は連邦政府との契約による直接間接の金銭的利益を得てはならないことが第44条に定められているが、デイ氏は自分の所有する建物のオフィス・スペースに選挙事務所を構え、選挙事務所の家賃は連邦から家主であるデイ氏に入っていた。後に、デイ氏はその不動産を家族の友人に譲ったが、法廷に提出された書類には、家賃収入が友人を通してデイ氏の所有する会社に渡るようになっていたことが違憲判決につながった。
■ソース
Family First ex-senator Bob Day’s election ruled invalid by High Court

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