43年前の未解決殺人事件にようやく結審

母娘3人殺害2被告人に終身刑言い渡し

 1974年、QLD州ブリスベンで母娘3人が殺害された事件は長年未解決事件になっていたが、警察が容疑者2人を逮捕、起訴にこぎ着けていた。2人はいずれも終身刑を言い渡された。2人とも長い犯罪歴があり、判事が被告人に向けて、「君は更正の見込みがない」と厳しく叱責する場面がテレビでも報道された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 先週、ビンセント・オデンプシー被告人(74)は、バーバラ・マカルキンさん(34)、ビッキーさん(13)、リアンさん(11)の3人の殺害、不法監禁などの容疑で有罪評決を受けており、6月1日の量刑言い渡しになった。

 3人は1974年1月16日の夜にブリスベン市ハイゲート・ヒルの自宅から姿を消したまま、消息を絶っており、遺体も見つかっていない。

 一方、ギャリー・デュボア(70)は、2016年にバーバラさんの故殺容疑、ビッキーさんとリアンさんの強姦殺害容疑で有罪判決を受けている。

 6月1日、ブリスベンの州最高裁では、「法廷が仮釈放期日を指定できる法律はこの事件より後に制定されており、遡及的に適用することはできない」旨が明らかにされた。ピーター・アプルガース判事は、両被告人が冷血、無慈悲な殺人者であり、改悛の情もなく、獄中で死を迎えるのがふさわしいと断じた。また、オデンプシーに至っては、3人を殺害しても逃れられると自慢していたと述べ、「まったく良心を持たない殺人犯罪者」と読み上げている。

 両被告人は、マカルキンさんの別れた夫でブリスベンのギャングの一人、ビリー・マカルキンを通じて被害者3人とも顔見知りであり、ビリー・マカルキンは、「3人は犯罪組織に狙われていた」とメディアに語ったことがある。

 デュボアはアプルガース判事の判決文朗読中に声を挙げ始めたため、判事が黙るよう命令したが従わなかったため、法廷から連れ出すよう指示しなければならなかった。また、判事は、「デュボアは卑怯者だが、主犯はオデンプシーで、デュボアはそれに従ったもの」と語っている。さらに、「ナイトクラブ爆破事件があった時に、被害者は両被告人が事件に関わっていたことを知っており、2人はバーバラさんを黙らせようとして犯行を思い立った。2人は何十年も法の手を逃れたが、ついに悪運も尽きた。警察の懸命の捜査、何十人もの証人の証言、主要証人の良心と勇気のおかげで2人は裁かれることになった。遺体の場所を告白しないかぎり、両被告人は仮釈放を受けることはあり得ない」と語った。

 廷外で、オデンプシーの弁護人が依頼人の無実を主張、「ビリー・マカルキンこそもっと怪しい容疑者。そのビリーの証言で両被告が有罪を宣告されたのは不当。しかし、ビリーが死去した今となっては反対尋問することもできない」と語っている。
■ソース
McCulkin murders: Cold-blooded killers Vincent O’Dempsey, Garry Dubois sentenced to life in jail

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