NSW州退役軍人同盟前会長慈善金私用認める

携帯電話、家族旅行、住宅ローンの支払いに流用

 2014年に健康を理由に引退したNSW州退役軍人同盟(RSL)の前会長が同盟の慈善基金を私用に充てていたことを認めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 9月18日、シドニーで開かれた同盟の財政に関する公開審理で、ドン・ロウ前会長は、RSL会長として背任行為を行ったことを謝罪した。

 それ以前の審理で、ロウ氏が会長在任中にRSLの法人クレジット・カードを私用に充て、$213,000の現金引き出しを含め、$475,000を使い込みしていたことが明らかにされた。ロウ氏はNSW州RSL会長に11年間在任していたが、この審理はそのうちの6年間だけを対象としており、残りの5年間は除外されている。

 ロウ氏がRSL会長の地位を利用して同団体の資金を使い込み、家族に携帯電話を購入、旅行、宿泊に充てるなどしていたことを前会長自ら証言することが期待されていた。

 ロウ前会長は、「州会長のカードで、年間自動車手当として定められた$20,000という額を現金で引き出すことは会長職ガイドラインにはっきり禁止されていることを認める」と証言したが、現金引き出しを報告しなかったのは決して意図したものではないと語っている。

 さらに、「年間自動車手当全額を現金で引き出し、自宅のローン返済に充てた。また、自分の会長用クレジット・カードで他の州支部議員の食事代も支払ったが、各支部議員はそれぞれ食事代の枠をもらっている」ことを認めた。

 ロウ氏は、2014年の辞職では健康を理由にしていたが、「当時、RSLのロッド・ホワイト全国会長が自分に連絡し、辞職を迫られた。さもなければ自分の基金使い込みに法的監査を入れると言われた。辞表にはすべての理由を述べていなかったが、述べるべきだった」と証言した。

 さらに、辞職を迫られるまでの在職11年の間に支出が問題になったのは1回きりだったと証言している。また、法的に今回のロウ証言は、ロウ氏自身の訴追の証拠として採用することができない。ただし、他の証人の証言でロウ氏が証言しなかった違法行為が出てくればそれがロウ氏訴追の理由になる可能性がある。
■ソース
Former RSL NSW president Don Rowe admits to public inquiry he misused charity money

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