「アレンテの人々のために歌い祈るつもりで入った」

パインギャップ共同防衛施設侵入男、裁判で陳述

 アリス・スプリングスの南にあるパイン・ギャップ共同防衛施設はアメリカとオーストラリアの通信傍受施設で英米系5か国が共有するエシェロンという情報システムの施設の一つと言われている。

 2016年にこの施設に侵入した男の裁判がアリス・スプリングス最高裁で開かれており、男は、「地元アレンテの人々のために歌い祈るつもりで入った。害を与える意図はなかった」と陳述している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ケアンズ在住のポール・クリスティー(44)は、「防衛特別事業法」に基づき立ち入り禁止区域に入ったとして起訴されている。

 連邦警察(AFP)の警備官として施設に勤めているロイド・アダムズ氏が証言台に立ち、「逮捕時、クリスティーは、ポケットナイフ、棒、地図の入った袋を携帯していた。また、施設に入る許可を持っていなかった」と証言している。

 2016年10月3日午前6時30分、赤いフード・ジャケットを着た人物がパイン・ギャップ構内のCCTVに映った。

 検事のマイケル・マクヒューSCは、「被告人は、構内の北フェンスから1.5kmのところで逮捕された。逮捕時、被告人は、水の枯れた河原を伝って侵入した。パイン・ギャップの土地は先住民族アレンテの人々から盗まれた土地であり、自分はアレンテの子供達のために歌い、祈るためにここにいると語った」と証言している。

 裁判の間、裁判所建物の外では、抗議グループが、「戦争を裁判に、パイン・ギャップ閉鎖」と書かれたプラカードを掲げ、歌ったり、シュプレヒコールを叫ぶなどの抗議行動を行った。
■ソース
Man accused of trespassing at Pine Gap allegedly went there to sing

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