絶滅危惧種霊長類の頭蓋骨売り、罰金$5,500

キャンベラの学生、カリブの海賊制作者に売却する

 映画「カリブの海賊」の制作者に霊長類の頭蓋骨を売ったキャンベラの学生が、「絶滅危惧種の標本を不当に所持した罪」で$5,500の罰金を言い渡された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ブレント・フィリップ・カウンセル被告人(28)は、標本を違法に輸入した罪など14件の違反容疑について有罪を認めた。

 ACT簡裁での裁判で、検事は、被告人が標本の売買を行うオンライン・ビジネスを行っており、一部の標本はインドネシアから輸入、その他はeBayを通して購入したと述べている。

 その違反行為の1件に、霊長類の頭蓋骨を「カリブの海賊」の制作者に売却したことが含まれている。ただし、ABC放送は、映画制作者側がその頭蓋骨が違法に入手された物であることを知っていたとする根拠はないとしている。

 一方、連邦環境エネルギー省は、2016年6月に同省職員がディーキンの被告人の自宅から100件の標本を押収したとしている。

 生物の種を保護する国際条約により、絶滅危惧種はCITESと呼ばれるリストに記載されており、そのリストの動植物の全部でも一部でも許可なく所持することも輸入することもオーストラリアでは違法行為である。

 カウンセルの弁護人、ブリジット・ダン弁護士は、「依頼人は子供の時から標本集めに情熱を燃やしており、売買も金儲けではなく、事実、ほとんど儲けておらず、入った金は標本を集めるために費やされている」と陳述した。

 一方、検事側は、「被告人は、税関の検査を逃れる方法を顧客にアドバイスするなどしており、売り主からそのような文言は当局が察知する前に削除するよう警告したところ、被告人は、「当局がそんなに利口か?」と返答している」と陳述した。

 簡裁判事は、「被告人は違法行為をしていることを承知だった」と認め、罰金の他、品行良好命令を出している。
■ソース
Canberra student who sold primate skull to Pirates of the Caribbean fined $5,500

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