イスラエル警察、ネタニャフ首相の収賄起訴勧告

立法化で豪実業家パッカーらの国籍取得に便宜

 ベンジャミン・ネタニャフ・イスラエル首相の収賄容疑を捜査していたイスラエル警察は、イスラエル検事総長に対して、ネタニャフ首相を2件の収賄容疑で起訴するよう勧告した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ネタニャフ首相は、2017年初め以来数度にわたって警察の事情聴取を受けており、1件は複数のビジネスマンから贈り物を受け取ったというもので、もう1件はネタニャフ首相がイスラエルの新聞発行人と話し合い、ネタニャフ首相がニュース部門の競争を抑える代わりに、新聞はネタニャフ政権にもっと好意的な報道をするよう求めたというもの。

 第一の容疑にはオーストラリアの富豪実業家、ジェームズ・パッカー氏も贈賄の一人として名前が挙がっており、警察が検事総長に提出した捜査書類には、パッカー氏の一件でネタニャフ首相が不正を行い、国民の信頼を裏切った容疑で起訴に足る十分な証拠があるとしている。ただし、イスラエル警察はパッカー氏の起訴は勧告していないが、もう一人の実業家、アーノン・ミルカン氏に対しては起訴を勧告している。

 ネタニャフ首相は、「起訴勧告は事実無根。自分に対する魔女狩りだ。自分は今後も責任と忠誠を持ってイスラエルを率いていく」と語っている。

 事件で警察は検察庁に起訴勧告ができるだけで、実際の起訴は検察庁が決定するが、それには何週間あるいは何か月もかかることがある。

 ミルカン氏とパッカー氏は、シャンペン、葉巻、宝飾などをネタニャフ首相とその家族に贈り、総額は$356,000にのぼる。パッカー氏らは節税目的でイスラエル市民権を欲しがっていたと伝えられた。しかし、パッカー氏はイスラエル人でもなく、イスラエルと関係もなく、市民権を得ることは簡単ではない。そこで、ネタニャフ首相が、パッカー氏のイスラエル国籍取得を可能にする立法を提出したとされている。
■ソース
Benjamin Netanyahu: Israeli police recommend charging Prime Minister over alleged bribery

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る